児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

対応に苦慮 中高生に定着、携帯自己紹介サイトに潜む危険

 写真が出ていれば、「ポルノと合成して学校やネットばらまくぞ。いやなら・・・しろ」という強要のネタになります。
 携帯電話番号を教えれば「大人が調べれば、家と学校がすぐわかる。いやなら・・・しろ」という強要のネタになります。
 自宅の電話番号を教えれば、「おっちゃんとエッチな話をしていると親にばらす。いやなら・・・しろ」という強要のネタになります。
 学校名を教えれば、「おっちゃんとエッチな話をしていると学校にばらす。いやなら・・・しろ」という強要のネタになります。
 というわけで、個人情報を少しでもだせば、つけ込まれるネタになります。
 「プロフ」で個人情報出さなきゃ意味ないようですが、そこが危険です。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/08/2009_124917863247.html
 鳴門市内の女子高校生(17)はプロフを始めて2年。自分専用の簡易ホームページとして、日記代わりにほぼ毎日更新している。他校の生徒と知り合い、友達の輪を広げるため、プロフはなくてはならない手段といい「プロフに顔や個人情報を掲載することにも抵抗はない」と話す。
 「プロフをしていることを親は知らない」という同市内の女子中学生(13)は「クラスの女子はみんなやっている。個人情報を公表するのは少し怖いけど、自分が用心していれば大丈夫」と言い切る。
 出会い系サイトの危険性が周知され、わいせつ目的の大人がプロフにシフトしているといわれる。鳴門署によると、摘発した3人の男は「当初からわいせつ行為目的でアクセスしていた」と供述した。
 下心を隠して個人的な連絡先を聞き出し、何度かメールをやりとり。会う約束を取り付け、会ったその日にわいせつ行為に及んでいた。「嫌われたくない」との少女の心につけ込んだ。無防備に近い子どもたちを、悪意のある大人が手玉にとるのは、それほど難しいことではないようだ。