児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

コミュニティサイト検証作業部会

 みなさん「教育・啓蒙・リテラシーの推進」というのですが、性犯罪・福祉犯犯人側のコメントとして「性犯罪者は、ガードが弱い所を執拗につきますから、弱点をなくす不断の努力をしないと被害は減りませんよ」と言ってきました。
 具体的に言えば、田舎の子が警戒心が弱いとみれば遠距離でも飛んでいくし、中高生が警戒心が強いと見ればそれ以下の年齢層をターゲットにするということで、規約で禁止すれば大丈夫という性善説ではだめで、空港のセキュリティのように客を性犯罪者視するような性悪説にたって、システム的に安全なところを目指す必要があると思います。

 非出会い系サイトの凶悪犯罪(強姦とか)の件数は少ないので、減らすのは苦労だという発言もありました。まあ、統計見てるだけのおおかたの人はそういう認識ですね。被害者に接することなんてないし。

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AT1G2900B 29072009
安心ネットづくり促進協議会が初部会 SNSの問題点など検証
 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの現状や問題点を検証する「コミュニティサイト検証作業部会」が29日、東京都内で初めて開かれた。ネット上の違法・有害情報対策を進める民間団体「安心ネットづくり促進協議会」の主催。SNSの運営会社や、PTA関係者など約25人が参加した。

 児童ポルノ関係の団体は見えませんでした。生身の被害者には関心がないのかもしれません。

※配布資料から

             被害児童数
             出会い系/非出会い系
福祉犯被害児童数     695/769
凶悪犯罪少年被害認知件数 18/17
重要犯罪少年被害認知件数 20/23