児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「今まで 捕まっていなかったので大丈夫だと思った」という弁解

 件数を増やすと、バレて捕まる方に近づくというのは常識じゃないですか?
 1人目の被害児童は、その後、不特定多数と援助交際を続けるから、発覚する危険は積算して増える。2人目、3人目も同様だから、発覚する危険は鰻上りです。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090724/crm0907241119008-n1.htm
同課によると、女子生徒がインターネットの出会い系サイトに「女、18歳、○○(場所名)で会える人、メール下さい」と書き込んだところ、容疑者から連絡があった。女子生徒はその後、容疑者に自分が16歳であることを明かしたという。容疑者は「制服が好きだった」と話しており、女子生徒にも制服を持ってくるよう指示していた。

 30歳の男は、普通、16歳と話しが合わないでしょ。接触がないから。奥村弁護士が被害児童と話しても苦労します。ところが教員は、日常接しているので、この面のハードルが低いんです。
 その上規範意識が無いとくれば、福祉犯・性犯罪に走りやすいです。教え子を狙っていなくても、職業犯的なところがあります。

なお、教員が自首する場合、教員免許を温存したい場合は、タイミングをみて、自主退職してもらう必要があります。懲戒処分で実名が出たり、教員免状の失効広告で実名が出たりすると意味がないので。