児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

下田先生「健全とは名ばかり。出会い系まがいの書き込みもある。規制対象の分類のあり方を見直すべきだ」

 有害情報もあるようなコミュニティサイトは大人が集まるので儲かります。携帯電話会社にも利益が及ぶ。
 フィルタリングされると商売にならないので、「健全」という基準を自主規制で作って、自主申請で「健全」と称しているだけです。ガードマンも一応いるので「比較的安全」という感じ。営利企業が儲かるコンテンツを遮断して自分で自分の首を絞めるわけはないので、これが限界。
 

ケータイの危険性 認識を フィルタリング条例1年 広島市審議会で指摘 2009.07.13 中国新聞
 NPO法人青少年メディア研究協会(前橋市)理事長の下田博次委員は「有害なのにフィルタリングの対象から外れているコミュニティーサイトがある」と報告した。
 名指ししたサイトはかつて、携帯各社が規制の対象にしていた。一方的に他人を中傷したり、援助交際の目的で使ったりするケースがあったからだ。しかし、現在は規制対象から外されている。
 業者などが昨年4月に発足した「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」が、独自にコミュニティーサイトを審査し始めた。サイト運営会社の書き込み管理体制などを判断材料に、一部を「健全サイト」と認定。携帯各社はこの基準にならい、規制を解いた。
 下田委員は「健全とは名ばかり。出会い系まがいの書き込みもある。規制対象の分類のあり方を見直すべきだ」と主張した。