児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

mixiが2ちゃんねる化? 「身内しか見ない」と“誤った安心感”

 管理できないから免責されるという法律はないですよ。
 最近、刑事裁判所はプロバイダに厳しい方向に向かっています。
 名誉毀損罪については、管理者と投稿者は共謀共同正犯という裁判例があるので、もうちょっと警戒して欲しいところです。

2ちゃんねるなどの匿名掲示板には匿名ゆえの無責任さ、ミクシィには身内意識からくる無防備さがユーザーに生じ、結果として両者の発言の性格は近くなる。ただ、ミクシィの場合は会員制ゆえに『本音』と受け止められる可能性が高く、社会的影響は匿名掲示板より大きい。登録制とはいえ、ミクシィには1600万人もの会員がおり、個人的な思いや愚痴が結果的に『悪意なき悪意』を生じさせている」
 2004年の開設以来、完全紹介制による“健全さ”を売りにしてきたミクシィだが、会員増がサイトの質を劣化させているとしたら何とも皮肉だ。同社広報IR部は「ユーザーの皆さまが安心安全にご利用いただけるよう利用規約を定め、これに反する際は警告や削除等を実施しております」としているが、今回のような“炎上”は過去にもたびたび起きており、手の打ちようがないのが現状だ。