児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

強制わいせつ罪+3項製造罪の事案(那覇地裁沖縄支部)

 沖縄支部では併合罪のようですが、同一児童に対して強制わいせつ罪+製造罪を数回行うと、製造罪は包括一罪になるので、観念的競合関係(仙台高裁H21.3.3)にある強制わいせつ罪が、製造罪をかすがいとして科刑上一罪になりますよ。

2009.03.12 琉球新報朝刊 
 起訴状などによると、男は元妻との離婚後、〇六−〇八年にかけて、娘と面会する際に、男の自宅で娘の裸を携帯電話のカメラ機能で撮影したり、体を触るなどわいせつな行為をした。犯行後、他人にしゃべらないよう、娘に口止めをしていたという。検察によると、被害者側は男に処罰感情を持っているという。
 警察は同様の容疑計六件で送検しており、検察はこれまでに起訴した四件以外についても、追起訴する方針。