児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

Winnyはどこまで危険か

 winny児童ポルノに手出しできないのはなぜか?
 開発者の訴訟はどうなっても、
 UPした人は検挙に法律上の支障はないですよね。

http://www.japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20265907,00.htm
とは言っても1タイトルあたりダウンロードするユーザーはせいぜい1000人程度。音楽においてもオリコントップ30位ぐらいまでの曲に人気があるものの、さまざまなジャンルに分散している。一方、アダルト画像は社会問題にはなっていないものの、未成年素人系など、かなり際どい内容のものが目立つという。
 全体としてはWinnyネットワークでのユーザーニーズもロングテール化しており、特定の分野、特定のファイルに集中する傾向は見られない。そのため、問題となる音楽や映画、プログラムの著作権侵害の被害は実際には小さいのではないかという。
 一方、ネットエージェントへの調査依頼が多いのは情報漏洩問題だ。情報が漏洩した官公庁や企業が、どこから情報が漏れたのかを突き止めて停止させ、処分などをしなければならない。被害額が少ない著作権違反とは異なり、特に企業にとっては死活問題ともなる。
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音楽や映画、プログラムなどを流通させた場合、権利団体やプロバイダから警告が来ることはあるという。だが、「民間団体からの警告があった場合、警告にしたがってただちに該当ファイルを削除すれば告訴、逮捕されることはまずない」という。実害がそれほど出ていないうえ、相手が学生など若い人の場合は、将来顧客になる可能性もあるからだ。

 警告が来た場合、該当ファイルがどれだか分からなければ、キャッシュファイルを全て削除するのが安全だ。すでに警察が動いてしまっている場合は、逮捕される可能性も出てくる。刑事事件だから捜査するという建前もあるし、ハイテク犯罪を取り締まったということで注目を浴びられ、予算取りにも好影響を与えると杉浦氏は分析。「これまでWinnyで情報漏洩事件を起こしてない県警は、今後動く可能性もある」という。