法定刑の下限の求刑です。
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006090401001868.html
検察は論告で「犯行は綿密に計画、実行された。犯行状況をビデオに撮り、被害者に口止めを図ったことも卑劣だ」と指摘した。
弁護人は「被害者への暴行、脅迫は検察が指摘するほど重大なものではなく、社会内で更生は可能」と刑の執行猶予を求めた。被告は最終意見陳述で、被害者への謝罪の言葉を述べた。
刑法
第178条の2(集団強姦等)
二人以上の者が現場において共同して第百七十七条又は前条第二項の罪を犯したときは、四年以上の有期懲役に処する。
なお、犯罪白書h17によれば「強姦等」の執行猶予率は54.6%ですが、「「強姦等」は,強制わいせつ,公然わいせつ,わいせつ文書頒布等を含む。」とされていますので、参考になりません。
司法統計によれば、「懲役3年執行猶予 保護観察」というギリギリのが1件あります。
http://www.courts.go.jp/sihotokei/nenpo/pdf/DKEI37.pdf
刑事 17年度 37刑法犯通常第一審事件の有罪(未遂)人員 罪名別刑期区分別 全(地方・簡易)裁判所
集団強姦
有罪 5名
10年以下 1名
5年以下 3名
3年以上 1名(執行猶予)