児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2012-09-22から1日間の記事一覧

親族による2日連続の性交類似行為につき、児童淫行罪2罪の併合罪とした事例(某高裁H21)

最近、罪数争うと、検察官がこういう判例を出してくるんですよ。2項破棄したときの控訴審の法令適用とか。 確かに高裁の判断ですけど、判例違反になります。控訴理由にも入ってないし、例文をそのまま引用したんでしょうね。 よって刑訴法397条2項によ…

児童ポルノが、子どもに対する性犯罪を誘引するかどうかは議論になるところではあるが、児童ポルノの単純所持は性犯罪の誘発要因になるとの共通認識

だそうです。 児童ポルノ法の関係では、児童ポルノの存在=虐待・権利侵害という思想なんですが、法律と条例の関係で、趣旨を変えないとだめなので、条例の議論では「児童ポルノの存在=虐待・権利侵害」というのが抜けちゃうんです。 http://www.pref.tochi…

警察官の性犯罪は起訴されにくい。

抗拒不能だったかとか、年齢を告げたかという被害者側の事情については、被害者の供述が重要になるんですが、被害者が子どもの場合は、取調官の誘導に乗りやすいので、聞き方でどうにでもなります。 例えば 刑事が「抵抗できなかったよな」「そういうのは結…