児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2010-12-24から1日間の記事一覧

整体師による準強制わいせつ罪1罪の量刑理由(水戸地裁H21.10.6)

こういう主張でも不合理弁解とされています。 判例秘書 (量刑の理由) 本件は,整体師である被告人が,自らの営む施術院において,整体の施術であると誤信させて女性にわいせつ行為を行った準強制わいせつの事案である。 被告人は,一人で施術院にいる際に…

師弟関係の強制わいせつ罪の量刑理由(立川支部H21.4.21)

立場利用、常習性、犯行後の経緯 判例秘書 【量刑の理由】 本件は,吹奏楽部の名門として知られた高校で音楽講師をする傍らプロの音楽家としても活動していた被告人が,音大受験を目指していた同校の女子生徒(被害者)に対し,自宅で個人指導をする機会をと…

被害児童2名が描写されたUSBの1項提供罪は単純一罪(仙台高裁H22.11.30)

包括一罪というかと思いましたが。 論旨は,要するに,原判示第5については,USBメモリに記録された原判示第1及び第3の各被害児童毎に児童ポルノ提供罪が成立するところ,その提供行為は1回であって,結局は,両罪は観念的競合となるから,これを一罪とし…

3項製造罪と児童買春罪は併合罪(仙台高裁H22.11.30)

最決H21.10.21があるので、これは併合罪が正解かなと思いますが、札幌高裁 刑集読めと言われてますが、判決書もってますから。 仙台高裁H22.11.30 論旨は,要するに,原判示第1の児童買春罪と原判示第2の児童ポルノ製造罪及び原判示第3の児童買春罪と原判…

一時保護所嘱託職員による保護児童へのわいせつ事件検証委員会報告書」H22.11.25

7/6 逮捕 7/26 起訴 7/27 再逮捕 8/16 起訴 8/31 第1回公判 9/21 第2回公判 10/26 起訴 11/9 第3回公判 12/15 第4回公判 被告人質問 論告(求刑) 弁論 12/21 判決 こういう時系列で、委員が3回目の公判までは傍聴したというのですが、被告人質問や判決…

青少年条例違反+3項製造罪の逮捕事例の時系列

被害児童は高校生。処罰感情は証拠上強く出ています。 学校の持物検査で画像とかメールとかもチェックされたようです。 2010/3/26 ゲームのチャットで知り合う 2010/4/16 被疑者「観光で行きたい」 児童「観光案内してあげる」 2010/5/4 13:30 駅で待ち合わ…

児童ポルノ 宮城県「単純所持」禁止へ 来年度条例化目指す

所持を条例で禁じるというのは、奈良県条例と同じで、県単位だと移すだけで意味ないのと、端緒がないので検挙実績が上がらないのとで、目に見えた成果はないと思います。まあ、条例作りましたよということだけで。 親による製造・販売事件はショッキングでし…