児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童ポルノ提供で保護観察とか不処分とか(家裁岡崎支部)

 警察に止めてもらうのが一番強力ですよね。

少女裸画像 拡散疑い 2中学生 書類送検=中部・続報注意
2019.02.06 読売新聞
 女子中学生の裸の画像を無料通話アプリ「LINE(ライン)」で同級生に拡散させたとして、愛知県警は5日、県内の中学2年の男女2人(ともに14歳)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで名古屋地検に書類送検した。画像は県内の中学4校の2~3年生計53人に拡散したという。

 発表によると、2人は昨年6~9月、中学2年の女子生徒(13)の裸の画像1枚をそれぞれの同級生計6人に送信した疑い。2人のうち、少年は女子生徒と同じ中学の生徒で、少女は別の中学に通う女子生徒の友人だった。

 女子生徒は同年5月上旬、同じ中学の先輩の男子生徒に「誰にも見せないから」と何度も頼まれ、スマートフォンで自身の裸の上半身を撮影して送った。

 数日後、画像の存在をうわさで知った少女が女子生徒のスマホを無断で調べて画像を見つけ出し、自分のスマホで撮影の上、同級生に送信したという。少年は拡散された画像を入手し、さらに同級生に送った。少女は調べに「面白半分で拡散させた」と供述しているという。画像は県警や学校が生徒らに削除させた。女子生徒は県警に「画像の送信を断れば、学校で悪口を言われ仲間外れになると考えた」と話しているという。

 [続報]

 2019年4月6日付中部朝刊34面

 =裸画像拡散事件 少年を不処分に 少女は保護観察処分=中部

 女子中学生の裸の画像を無料通話アプリ「LINE(ライン)」で同級生に拡散させたとして、2月に県内の中学2年の男女2人(いずれも当時14歳)が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで書類送検された事件で、名古屋家裁岡崎支部は少女について4日付で保護観察処分とし、少年は5日付で刑事裁判の無罪に相当する不処分とした。

 県警は、昨年6~9月に中学2年の女子生徒(当時13歳)の裸の画像1枚をそれぞれの同級生計6人に送信したとして2人を書類送検し、名古屋地検岡崎支部が家裁送致していた。

読売新聞社