児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

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「教諭、わいせつ行為」女児が賠償提訴へ 「PTSDで不登校に」 /千葉県 訴額1000万円

 刑事事件になる前に民事訴訟をするようです。

「教諭、わいせつ行為」女児が賠償提訴へ 「PTSDで不登校に」 /千葉県
2019.01.23 朝日新聞
 自身が通う小学校の30代の男性教諭から胸などを触るわいせつ行為を受け続け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患って通学できなくなったとして、県内の公立小6年の女児と両親が、男性教諭と同校のある自治体と県を相手取り、計約1千万円の慰謝料や損害賠償を求めて今月中にも提訴することがわかった。

 女児と両親の代理人弁護士によると、女児は2017年9月ごろから、校内で男性教諭に脇やあごをくすぐられるようになった。昨年2月には1人で女子トイレを掃除中、男性教諭に複数回にわたって服の中に手を入れられ、胸をさわられたと訴えている。このころ、女児は両親を通じて学校や地元の警察署に被害を申告し、署は被害届を受理した。

 女児は昨年4月にPTSDと診断され、同6月には自治体の教育委員会が同校の校長と男性教諭を口頭で厳重注意した。
 女児と両親は同校や自治体教委が十分な対応をせず、通学できない期間が長期化したのは、教委や学校側の監督義務違反や調査義務違反などがあったためと訴えている。

 男性教諭は被害発覚後も同校に勤務していたが、昨年7月に教委へ異動した。教委の聞き取りに対し、女児のあごや肩を触ったり、脇をくすぐったりしたことは認めたが、胸を触ったことは否定しているという。

 女児の父親(56)と母親(47)は取材に「(娘は)活発な子だったのに、明るさがなくなった。学校も大好きだったのに通えていない。守ってくれるはずの学校がろくに対応してくれず、強い怒りを覚える」と話した。

 (松本江里加)