児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「大人のお付き合い」という書き込みを売春誘引罪で検挙した事例

 売春防止法5条3号の「誘引罪」と思われます。
 私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律違反の相談で駆け込んだというだけでは免責されないでしょうね。
 「看護師」と報道されると、罰金になったときに業務停止等の行政処分になる恐れもあります。

売春防止法
第五条(勧誘等)
 売春をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者は、六月以下の懲役又は一万円以下の罰金に処する。
一 公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること。
二 売春の相手方となるように勧誘するため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと。
三 公衆の目にふれるような方法で客待ちをし、又は広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。

売春相手募った容疑で書類送検=静岡
2018.10.05 読売新聞
 天竜署は4日、浜松市天竜区、看護師の女(21)を売春防止法違反の疑いで静岡地検浜松支部書類送検した。発表によると、女は今年2月中旬、インターネットの掲示板に売春の相手を求める書き込みをした疑い。容疑を認めている。
 女は8月、売春相手の同市中区の会社員男(32)から、裸の画像をインターネット上に公開される「リベンジポルノ」の被害を受けたとして同署へ相談していた。男は8月28日、リベンジポルノ被害防止法違反の疑いで同署と県警人身安全対策課に逮捕された。
 県警は「リベンジポルノの被害者であっても、売春はれっきとした犯罪」(幹部)としている。
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売春防止法違反の疑い-天竜署が書類送検
2018.10.05 静岡新聞
 天竜署は4日、売春防止法違反容疑で浜松市天竜区の看護師の女性(21)を静岡地検浜松支部に書類送致した。同署は8月下旬、リベンジポルノ防止法違反の疑いで同市中区の男性会社員を逮捕しており、女性はその被害者だった。
 女性の送致容疑は2月中旬、インターネット掲示板に売春相手を募集する内容の文章を書き込んだ疑い。
 同署によると、女性は旅行などに使う数万円を得る目的で「大人のお付き合い」などと繰り返し書き込み、複数の男性と関係を持っていたとみられる。
 リベンジポルノ防止法違反で逮捕された男性とは数カ月にわたり繰り返し会っていたという。
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事件・事故=リベンジポルノ防止法違反の疑い
2018.08.29 朝刊 静岡新聞