児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録記録被告事件弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(監護者性交罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「相手の女性が売春しており、知事がそれを認識しているような状況があれば、売春防止法違反にあたる可能性があります。ただし、売春行為をしているという認識がなく、普通の恋人だと思っているのであれば、違法性はありません」「一方で女性と思って付き合っていることになれば恋人となるので有罪ではなくなる。」という弁護士のコメント

 文献
http://okumuraosaka.hatenadiary.jp/entry/2018/04/20/000000

 売春罪・買春罪はないので、犯罪の成否は検討する必要ありません。

売春防止法
第二条(定義)
 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。
第三条(売春の禁止)
 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。

という体裁ですので、女性側が売春であれば、その相手方となれば、知っていても知らなくても売春防止法3条違反ですよね。過失の方が違法性低いでしょうけど。売春の相手方とならないように注意してということでしょ。対価払うと売春の相手方になってしまうとか、不特定相手方だったら売春の相手方になってしまうということなので、買春行為を避けてもらうことで、売春を無くそうという趣旨です。

検察資料123 売春防止法解説
(売春の祭止)
第三条
何人も、売春をし、又はその相手方となってはならない。
本条は、売春をし、又はその相手方となる行為は、社会道徳上好ましくないものであるだけでなく、法律上も違法な行為であることを明らかにしたものである。立法過程におい最も議論のあったところである。

 参考までに、こういう判例があって、売春かどうかは売春側の事情で決まります。遊客の認識は影響ありません。

裁判年月日 平成23年 8月24日 裁判所名 最高裁第一小法廷 裁判区分 決定
事件名 売春防止法違反被告事件
主文
 本件上告を棄却する。 
 弁護人養老信吾の上告趣意は,憲法違反,判例違反をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認,量刑不当の主張であり,被告人本人の上告趣意のうち,違法収集証拠に関する判例違反をいう点は,事案を異にする判例を引用するものであって,本件に適切でなく,その余は,憲法違反,判例違反をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認,量刑不当の主張であって,いずれも刑訴法405条の上告理由に当たらない。
 なお,原判決及びその是認する第1審判決の認定並びに記録によれば,被告人は,いわゆる出会い系サイトを利用して遊客を募る形態の派遣売春デートクラブを経営し,男性従業員と共謀の上,女性従業員を遊客に引き合わせて売春をする女性として紹介したものであるが,出会い系サイトに書き込みをして遊客を募る際には売春をする女性自身を装い,遊客の下には直接女性従業員を差し向けるなどして,遊客に対し被告人らの存在を隠していたため,遊客においては,被告人らが介在して女性従業員を売春をする女性として紹介していた事実を認識していなかったというのである。所論は,そのような事実関係の下では,売春防止法6条1項の周旋罪は成立しないという。しかし,売春防止法6条1項の周旋罪が成立するためには,売春が行われるように周旋行為がなされれば足り,遊客において周旋行為が介在している事実を認識していることを要しないと解するのが相当である。したがって,被告人らの行為につき同項の周旋罪の成立を認めた第1審判決を維持した原判断は正当である。
 よって,刑訴法414条,386条1項3号,181条1項ただし書により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。
 (裁判長裁判官 白木勇 裁判官 宮川光治 裁判官 櫻井龍子 裁判官 金築誠志 裁判官 横田尤孝) 

 

https://www.j-cast.com/tv/2018/04/19326548.html
新潟・米山知事「援助交際」違法?合法?会うたびに3万円
2018/4/19 12:23 印刷
新潟県米山隆一知事(50)はきのう18日(2018年4月)、県議会議長に辞表を提出し、辞職を表明した。「多くの方の信頼を裏切って申し訳ない」と頭を下げた。

週刊文春(4月26日号)によると、米山知事は2016年4月ごろ、出会い系サイトで知り合った22歳の女性に約3万円を渡して交際を始めた。別の24歳の女性にも金銭を渡して交際していた。複数の女性との交際が重なった時期もあるという。

米山知事は「相手の関心をかうため、プレゼントがあったり金銭の授受があったりしました」と認め、「好きになるって、最終的には肉体関係を持ちたい気持ちと重なると思います。それが金銭の対価かどうかは、好きになってほしいと思っているかどうかだと思います。私は好きになってほしいと思っていました」と恋愛感情があったことを強調した。

知事に「買春」の認識あれば売春防止法違反
この関係に違法性はないのだろうか。コメンテーターの菊地幸夫弁護士はこう解説した。「相手の女性が売春しており、知事がそれを認識しているような状況があれば、売春防止法違反にあたる可能性があります。ただし、売春行為をしているという認識がなく、普通の恋人だと思っているのであれば、違法性はありません」

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新潟 米山知事が辞職会見 「好きになってほしいと...」
2018.04.19 日本テレビ スッキリ 報道/ニュース/ニュース 
昨日午後6時に新潟県米山隆一知事は女性問題についての会見を前倒しで開き、辞職する方針を明かした。週刊文春は米山氏の買春を報じていて、米山氏は2016年4月頃に出会い系サイトで知り合ったこの女性に約3万円を渡して交際していて、知事当選後も関係を続けていた。また、別の女性にも金銭を渡して交際を行っていたとされていて、米山氏は一時期には1人の方としながらもこれを認めている。また、金銭の授受を認識している場合は法に反する恐れはあると見られるが、一方で女性と思って付き合っていることになれば恋人となるので有罪ではなくなる。米山氏は恋愛感情を主張し続けていて、退任までは職責を果たす方針。

【番組放送時間】
2018/04/19 08:00 ~ 2018/04/19 10:25

【コーナー】 NEWSミウライン
放送時間: 2018/04/19 08:52:02 ~ 2018/04/19 09:02:05
出演者: 水卜麻美加藤浩次モーリー・ロバートソン,犬山紙子,坂口孝則森圭介近藤春菜青山和弘阿部祐二,菊地幸夫