児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

単独犯で有罪が確定している傷害致死事件につき、共犯者が逮捕された事例

 単独犯とされた被告人は、因果関係を否認していたようです。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO11056900V21C16A2CC1000/
 県警によると、さんの死亡を巡っては13年当時、傷害致死容疑で逮捕した兄(29)が有罪判決を受け、既に確定し服役している。
 肥後さんや今回逮捕した4人は計十数人で川西市内の複数の住宅を行き来する集団生活を送っていた。今年7月、うち1人の女性が県警に「支配下に置かれた生活をしている」などと相談したのをきっかけに4人の逮捕につながった。
 捜査関係者によると、両容疑者が金銭を管理するなど集団生活の主導権を握っていた。暴力を振るうこともあったという。
 4人の逮捕容疑は13年10月16日午後7時半から11時ごろまでの間にさんの兄と共謀し、川西市の住宅などでさんを棒などで殴ったり、足で蹴ったりして死なせた疑い。〔共同〕

妹を殴り窒息死 兄、懲役5年判決 地裁=兵庫
2014.08.23 読売新聞
 妹(当時25歳)を暴行し、吐しゃ物をのどに詰まらせて窒息死させたとして、傷害致死罪に問われた川西市のアルバイト兄被告(27)の裁判員裁判の判決が22日、地裁であった。佐茂剛裁判長は「暴行は執拗(しつよう)で、言うことを聞かせるためという動機にも酌むべき事情はない」として、懲役5年(求刑・懲役7年)の実刑判決を言い渡した。
 判決によると、兄被告は昨年10月、自宅で家事などについて注意した際の妹の態度に立腹。2時間にわたり、顔や腹を殴るなどし、意識もうろうとなった妹は吐いた物をのどに詰まらせて窒息死した。
 弁護側は公判で、「嘔吐(おうと)は暴行後、心臓マッサージをしたことが原因」と暴行と死亡との因果関係を否定したが、佐茂裁判長は「暴行が妹の意識を低下させ、心臓マッサージを誘発した。被告の暴行によって死亡したといえる」と判断した。

女性死亡、口論の兄?逮捕 傷害致死容疑で捜査 兵庫・川西 【大阪】
2013.10.17 朝日新聞
 16日午後11時15分ごろ、兵庫県川西市の住宅から「女性が息をしていない」と119番通報があった。女性は室内で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。川西署は、そばにいた大阪府池田市兄容疑者(26)が「口論になって殴った」と話したため、傷害容疑で現行犯逮捕、容疑を傷害致死に切り替えて調べる。署によると、女性は容疑者の妹(25)とみられ、16日午後10時ごろから約1時間にわたり、顔を殴ったり腹部を蹴ったりした疑いがある。現場は容疑者の知人宅。

妹?殴り死なす 26歳男を逮捕 容疑で兵庫県
2013.10.17 読売新聞社
 女性を殴るなどして大けがを負わせたとして、兵庫県警川西署は16日、大阪府池田市兄容疑者(26)を傷害容疑で現行犯逮捕した。女性は容疑者の妹(25)とみられ、搬送先の病院で間もなく死亡した。同署は容疑を傷害致死に切り替えて調べるとともに、女性の身元確認を急ぐ。
 発表では、容疑者は16日午後10〜11時頃、同県川西市内の知人宅で、女性の顔や腹を殴ったり蹴ったりし、重体にさせた疑い。「家事を巡って腹が立った」などと供述しているという。

傷害:妹?蹴り死なす 26歳容疑者逮捕−−兵庫・川西
2013.10.17 毎日新聞
 知人宅で女性の腹部を数十回蹴るなどしたとして、兵庫県警川西署は17日、大阪府池田市兄容疑者(26)を傷害容疑で現行犯逮捕したと発表した。同署によると、女性は容疑者の妹の恭子さん(25)とみられ、病院で死亡が確認された。同署は女性の身元確認を急ぐとともに、容疑を傷害致死などに切り替えて詳しい経緯を調べる方針。
 逮捕容疑は、16日深夜、同県川西市の知人宅の2階一室で、女性の腹部を何度も蹴るなどして意識不明の重体にさせた、とされる。容疑者は「家事をしない妹の生活態度などを注意し、けんかになった」と容疑を認めているという。
 同署によると、知人宅から「女性がぐったりしている」と119番通報があり、駆け付けた川西署員が容疑者を逮捕した。容疑者と別に暮らす妹は16日、自分の子供2人と知人宅を訪問。この民家には当時、計12人がいたという。