これは伝統的な店舗型風俗特殊営業(無許可)での児童淫行罪
問題になってるのは店外デートの接点に過ぎず検挙しづらいJK業態ですよね。
起訴猶予らしい
http://www.sankei.com/west/news/160927/wst1609270002-n1.html
無垢(むく)な女子高生が、客の悩み相談に個室で応じる−。こんな「JK(女子高生)ビジネス」を展開していた男が9月、大阪府警に逮捕された。制服姿の少女と客が「カウンセリング」「アンチエイジング(抗老化)」名目で会話を楽しむというコンセプトだったが、実態は、追加料金を支払うと性的サービスを受けることができる「違法風俗店」だった。女子高生に接客させるJKビジネスは近年、都市圏を中心に広がりをみせている。しかし、法令違反はもちろん、倫理的に問題がある業態も多く、性的暴力などのトラブルに巻き込まれる恐れもつきまとう。関係者は女子高生に「安易な誘いに乗らず、自分を大事にして」と警鐘を鳴らしている。
性的サービスの裏オプション
9月7日午後、JR新大阪駅にほど近い大阪市東淀川区のマンション。丈の短いスカートをはいた制服姿の少女たちが、大阪府警少年課の捜査員に付き添われて、続々と姿を現した。
府警はこの日、このマンションで営業していたJKビジネス店「学生カウンセラーによるアンチエイジング新大阪女子高校」を家宅捜索。児童福祉法違反容疑で、同店を経営していた容疑者(57)を逮捕するとともに、働いていた大阪府や兵庫県、滋賀県などに住む16〜19歳の少女ら7人を「保護」した。
同店は、マンション内の10部屋を借りて営業していた。府警によると、客はまず、マンションの一室にある受付でカウンセリング料(30分6千円、50分9千円)を支払い、マジックミラー越しに好みの少女を選択。指名料(千円)を支払って2人で個室に入り、カウンセリングを受ける−というシステムだった裏オプ料金は少女の取り分
裏オプのサービス内容や料金は、客と少女との交渉次第。安くて数千円、高い場合は万単位だったとみられ、今回の逮捕容疑となった客は、2万円を支払っていた。裏オプの料金分は丸々少女の取り分となり、捜査関係者によると、中には1日で5万円ほどを稼ぐ少女もいたという。
一方、正規のカウンセリング料金と、カウンセリングの延長料金(20分ごとに3千円)は、店と少女の折半だった。捜査幹部は「裏オプをすれば延長する可能性が高く、少女と店の両方が潤う仕組みになっていた」と指摘する。
こうして稼いだアルバイト代を、少女たちは何に使っていたのか。
保護された少女らに捜査員が尋ねたところ、小遣いや遊興費、ライブのチケット代などと答えたという。「コンビニの時給より高い」と話す少女もおり、普通のバイトには戻れなかったようだ。
JKビジネス店の中には、女子高生ではない少女や成人女性が勤務する店もあるが、この店は「本物のJKがいる」と人気だったようだ。
捜査幹部は「JKビジネスで『カウンセリング』と称するのは珍しく、新手の商法だ」と話す。
JKビジネスさまざまな業態…規制の動きも東京・秋葉原が発祥とされるJKビジネスは、5〜6年前から大都市圏で急速に広まった。個室で制服姿の少女がマッサージをするなどの「JKリフレ」、店外デートをする「JKお散歩」、制服姿や水着姿をカメラに収める「JK撮影会」など、さまざまな業態が生まれている。
店側は表向き、性的サービスなどを提供していないとしているが、密室や屋外などの目の届かない場所で売春交渉が行われる可能性もあり、少女たちにとっては強姦などの性暴力に巻き込まれるリスクも高い。
ある府警幹部は「今後も違法なJKビジネス店は摘発していくが、(違法行為は)強制ではなく、少女たちがお金欲しさにやっている面もある」と、少女側が違法性を認識しながら積極的に関わっている側面もあると打ち明ける。