児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

予想される単純所持罪の論点

 こんな論文・判例はまだ無いのですが、
 従前の所持罪についての判例や論文について、「児童ポルノ」と置換してみました

研修の現場から 遺失,拾得された児童ポルノに関する所持罪の成否が問題となった事例
最新判例演習室 刑法 児童ポルノ輸入罪および所持罪における未必の故意の要件
特別刑法の諸問題(18)銃刀法(2)児童ポルノ不法所持罪
刑事法学の動き 「所持罪における『所持』概念の行為性」 特別刑法の諸問題(10)覚せい剤取締法(2)覚せい剤所持罪
刑事判例研究(345)児童ポルノを製造し、その後これを保管していた場合における、児童ポルノ等製造法の児童ポルノ製造罪と児童ポルノ所持等取締法の児童ポルノ所持罪の罪数関係(東京高判 平成11.8.6 確定)
実務刑事判例評釈(77)暴力団組長による児童ポルノ等不法所持罪の共謀共同正犯が認定された事例(東京地裁平成12.3.6判決)
研修講座 判例紹介 児童ポルノの所持罪ととび口の隠し携帯の罪との関係(東京高判平成12.8.28)
最新判例演習室 刑法 児童ポルノ所持罪における「所持」の概念(奈良地判平10.11.27)
判例解説 児童ポルノの間接所持形態に関し,所持罪の成立を肯定した事例及びこれを否定した事例
判例研究「国際エクスプレスメール」を利用して,宿泊予約をしたホテルに児童ポルノを郵送させて輸入し,その交付を受けたホテル従業員からこれを引き取った直後,現場において現行犯逮捕された場合に,児童ポルノ特例法8条違反の罪(輸入)とは別個に児童ポルノ法上の所持罪(営利目的)が成立し,両罪は包括一罪の関係に立つとした事例(東京地裁
実務刑事判例評釈(34)1.規制薬物がコントロールド・デリバリーによって保税地域外に出たとしても,関税法の禁制品輸入罪の既遂に問うべきである 2.国際宅配貨物により密輸入した児童ポルノを受領した直後の所持行為は輸入行為に必然的に伴うものであり,輸入罪とは別個に児童ポルノ所持罪が成立するものではないとした事例(千葉地裁判決平成8.3.5)
特別法シリーズ(47)児童ポルノ所持等取締法の加重所持罪と発射罪について
650グラム以上の児童ポルノ所持罪に対するパロールの可能性のない絶対的終身刑は「残酷かつ(又は)異常な刑罰」にあたるか--Harmelin v.Michigan,111 S.Ct.2680(1991);People v.Bullock,485 N.W.2d 866(Mich.1992) $ $ $
児童ポルノ類取締法22条(残児童ポルノ類措置義務)違反と同法21条違反の罪(不法所持罪)との関係(最決平成4.9.25)
微量児童ポルノ所持罪をめぐる比較法的考察--カナダ、イギリス、アメリカにおける判例の検討を通して
微量児童ポルノ所持罪をめぐる一考察--平成元年6月26日大阪地裁判決(本誌〔判例タイムズ〕725号240頁)を手掛りにして
児童ポルノの譲受罪と所持罪の罪数関係--東京高裁平成元年1月24日判決(刑事法判例時評-73-)
児童ポルノ輸入罪および所持罪における児童ポルノであることの認識の程度(最決平成2.2.9)
児童ポルノ輸入・所持罪と概括的故意--最高裁平成2年2月9日第2小法廷決定(刑事法判例時評-67-)

児童ポルノ児童ポルノである児童ポルノと誤認して所持した場合には児童ポルノ所持罪が成立するとされた事例--覚せい罪を児童ポルノである児童ポルノと誤認して所持した場合における児童ポルノの没収は児童ポルノ取締法41条の6によるとされた事例(最決昭和61.6.9)
児童ポルノの所持罪と児童ポルノ原料の所持罪とが併合罪の関係にあるとされた事例(最判昭和50.1.27)
不法所持罪の罪数の定め方,
児童ポルノ所持罪の犯人である被告人から児童ポルノを没収するにあたり,同一児童ポルノに関する別罪で起訴されているその所有者に対し,被告人の手続に参加する機会を与える必要があるか
児童ポルノ所持罪の犯人である被告人から児童ポルノを没収するにあたり,同一児童ポルノに関する別罪で起訴されている所有者に対し,被告人の手続に参加する機会を与える必要があるか
不法所持罪と罪数
不法所持罪の罪数の定め方--不法所持罪と既判力の及ぶ範囲--憲法第39条後段の法意


刑事判例研究 児童ポルノ違反被告事件の控訴審において、被告人に児童ポルノ等所持についての概括的かつ未必的故意が認められるとした一審判決を破棄し、被告人には保管していた物の中身が児童ポルノおよびその適合実包である旨の認識があったとは認められないとして、無罪が言い渡された事例[東京高裁平成20.10.23判決]
実例捜査セミナー 新たに法規制された児童ポルノの所持の認識が問題となった事例
実例捜査セミナー いわゆる所持の認識の立証のための捜査について
児童ポルノ輸入罪および所持罪における児童ポルノであることの認識の程度(最決平成2.2.9)
児童ポルノ輸入・所持罪と概括的故意--最高裁平成2年2月9日第2小法廷決定(刑事法判例時評-67-)
最新判例演習室 刑法 児童ポルノ輸入罪および所持罪における未必の故意の要件--千葉地判平成17.7.19