児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

盗撮製造罪で実刑事案(沼津支部h27.1.7)

 児童ポルノ罪は怖いんですよ。
 被告人・弁護人も実刑危険を意識せず、さーっと終わらせた感じです。量刑相場もできていませんので、情状弁護を全部やることに尽きます。

7/17 建造物侵入行為
7/18 侵入で逮捕
8/7 侵入で起訴
9/1 盗撮製造罪で逮捕
9/12 盗撮製造罪で起訴
9/25 第1回
11/5 第2回
12/17 第3回論告(求刑2年)・弁論
1/7 判決(懲役1年 実刑

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150108-OYT1T50040.html
勤務先の中学校の女子トイレにビデオカメラを仕掛けて生徒を盗撮したなどとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反と建造物侵入の罪に問われた被告(40)に対し、静岡地裁沼津支部は7日、懲役1年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。
 宮本孝文裁判官は、「カメラに外付け電池をつなげて録画時間を長くするなど周到な犯行で、常習性も著しい。相当悪質」と述べた。
 判決によると、被告は昨年7月17日、盗撮目的で勤務していた県東部の中学校内の女子トイレに侵入し、ビデオカメラで盗撮して児童ポルノを製造するなどした。盗撮動画について宮本裁判官は「外部に流出していない」とした。
 一方、県教委は7日、被告を懲戒免職処分にしたと発表した。

15年前から盗撮、公判で検察指摘 沼津の中学教諭の事件 /静岡県
2014.11.06 東京地方版/静岡 29頁 伊豆岳南 (全347字) 
 勤務先の中学校の女子トイレに小型のビデオカメラを仕掛けて生徒の裸を盗撮したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(盗撮による児童ポルノ製造)と建造物侵入の罪に問われている被告(40)に対する第2回公判が5日、静岡地裁沼津支部(宮本孝文裁判官)であった。被告は盗撮によって児童ポルノを製造したとされる起訴内容を認めた。
 検察側は、被告が教員になった1999年ごろから自分のデジタルカメラで、当時勤めていた小学校の児童の下着が見える姿を盗撮するなどしていたと指摘。中学では保健室で心電図検査をしている女子生徒の姿を盗撮したこともあったと明らかにした。
 被告は9月24日に開かれた初公判で、女子トイレに侵入したとされる建造物侵入の罪についての起訴内容も認めている。
朝日新聞社