児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

強姦・強制わいせつで懲役12年となった事件について、被害女性と目撃者が虚偽の証言をしていたことを認めた。新たな証言を裏付ける客観証拠も判明、地検は被害自体がなかったと判断し釈放された事例

 奥村はビデオがある事件ばっかりやってるんであまり出会わないですが、1対1の事件ではこういうことがあります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00000089-jij-soci
大阪地検は18日、強姦(ごうかん)罪と強制わいせつ罪で懲役12年が確定し、服役していた男性について、無罪の可能性が高いとして釈放したと発表した。男性からの再審請求を受けて再捜査したところ、被害者らの証言が虚偽だったと判明した。
 受刑者が再審開始決定前に釈放されるのは極めて異例で、「足利事件」の2009年6月以来とみられる。
 同地検によると、男性は04年11月から08年7月にかけ、同じ女性に対して乱暴したとする3件の強姦、強制わいせつ事件で逮捕された。捜査段階から一貫して無罪を主張したが、11年に懲役12年が確定した。
 男性は今年9月、再審を請求。地検が改めて捜査した結果、被害女性と目撃者が虚偽の証言をしていたことを認めた。新たな証言を裏付ける客観証拠も判明、地検は被害自体がなかったと判断した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00050101-yom-soci
再審請求中の男性受刑者を釈放…大阪地検
読売新聞 11月18日(火)17時42分配信
 強姦罪などで懲役12年の実刑が確定し、再審請求中の男性受刑者について、大阪地検は18日、被害者と目撃者の証言が虚偽だったとして、男性の刑執行を停止し、釈放したと発表した。
 地検は同日、大阪地裁に「被害者らの新供述などが無罪の証拠にあたる可能性がある」とする意見書を提出した。
 受刑者が再審開始決定前に釈放されたのは、再審無罪となった足利事件の2009年6月以来とみられる。
最終更新:11月18日(火)17時42分読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00000035-asahi-soci
地検によると、男性は2004年と08年に大阪市内で同じ女性を襲い、同年に女性の胸をつかむなどしたとして起訴された。一貫して無実を訴えたが、11年に刑が確定した。地検が今年9月の再審請求を受けて再捜査したところ、確定判決の根拠となる証言をした女性と目撃者が説明を一転。男性が事件に関与していないことを示す客観的証拠も見つかったという。

 地検は男性と女性らの関係や新証拠の内容は「プライバシー」を理由に明らかにしていないが、男性には再審請求審で無罪を言い渡されるべきだと判断。地裁に意見書を提出するとともに、約3年6カ月服役していた男性の釈放を決めた。(西村圭史、阿部峻介)