児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

警察は監視してる? 児童ポルノ画像メールで交換し逮捕

 犯罪捜査規範59条にもあるようにネット情報も捜査の端緒です。
 オークションで売ります・買いますとかやってると、捜査事項照会で特定されて、メールサーバーを捜索されるとか、自宅を捜索されたいうことでしょうね。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32F30301000002.html
第一節 端緒のは握
(端緒の把握の努力)
第五十九条  警察官は、新聞紙その他の出版物の記事、インターネットを利用して提供される情報、匿名の申告、風説その他広く社会の事象に注意するとともに、警ら、職務質問等の励行により、進んで捜査の端緒を得ることに努めなければならない。

児童ポルノ提供:消防士ら逮捕 熊本、青森県警 /熊本
2014.09.13 毎日新聞
 容疑は5月31日〜6月3日、インターネットを通じて幼女のわいせつ画像4枚ずつを互いに交換したとしている。2人とも容疑を認めているという。
 熊本県警によると、サイバーパトロールをしていた5月にネットオークションサイトに児童ポルノの交換を呼び掛ける書き込みを発見。発信元を確認して調べると、両容疑者間で400回以上のメールのやり取りがあり、児童ポルノ画像などを交換した形跡があった。両容疑者は「複数の人と児童ポルノをやりとりした」と供述しており、県警は他にも愛好家グループ間で交換していたとみて、余罪や画像の入手先などを捜査する。

http://yukan-news.ameba.jp/20140913-19841/
今回のケースでは、容疑者はメールに添付して画像を交換しており、そう簡単に第三者に見つかるような状況ではない。警察の捜査員がネット上をパトロールしても、さすがにメールでの犯行をつかむことはほぼ不可能だ。

 通常、当事者しか見ることができないメールを介しての違法画像交換が摘発されたということで、ツイッターでは、

「おおー すごい監視」
「電子メールだだ漏れやん」
「メールが監視されてるとは、知らなかったな
ファイル共有だけじゃないのか」

 といった意見が寄せられており、メールのやりとりが警察に監視されている可能性を指摘する声も多い。