児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

県育成条例違反:元教諭を略式起訴 /和歌山

  H23.8〜H24.2 淫行3回
  H21.4学校に相談・恐喝被害届
  H24.7.12書類送検
  H24.8.24懲戒免職
  H24.9.27略式起訴
 常套手段としては、まず、弁護士に相談して、依願退職→淫行自首→恐喝被害届。懲戒処分を回避できます。
 児童も共犯の場合は、相互に宥恕するというゼロ和解的な示談をすれば、起訴も回避できた事例もあります。

http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20120929ddlk30040449000c.html
県育成条例違反:元教諭を略式起訴 /和歌山
毎日新聞 2012年09月29日 地方版
 元教え子の少女にみだらな行為をしたとして、和歌山区検は27日、有田郡内の中学校の元教諭(30)=懲戒免職=を県青少年健全育成条例違反の罪で和歌山簡裁に略式起訴した。
 起訴状などによると、元教諭は中学校に勤めていた昨年8月から今年2月までの間、3回にわたり、元教え子の少女が18歳未満と知りながらみだらな行為をしたとされる。

淫行容疑教諭を書類送検 少女知人が恐喝 被害届で発覚=和歌山
2012.07.26 読売新聞
 18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、湯浅署は、有田郡内の公立中学校教諭の男(30)を県青少年健全育成条例違反(淫行)容疑で地検に書類送検した。教諭は、少女との関係を知った少年2人に金を脅し取られ、恐喝容疑で被害届を出したことから、淫行が発覚したという。
 同署によると、男は昨年8月から今年2月にかけて、元教え子で、当時18歳未満の少女に3回にわたり、自分の乗用車内などでみだらな行為をした疑い。
 男は、少女の知人の無職少年ら2人から、「少女との関係をばらす」などと脅され、複数回にわたって計250万円を脅し取られたため同署に相談。少年ら2人は4月に恐喝容疑で逮捕されたが、教諭も7月12日付けで書類送検された。

淫行:元教え子に容疑で送検 男性教諭を懲戒免職−−県教委 /和歌山
2012.08.25 地方版/和歌山 23頁 写図有 (全358字) 
 県教委は24日、元教え子の少女にみだらな行為をしたとして書類送検された有田郡の中学校の男性教諭(30)を懲戒免職にしたと発表した。
 県教委によると、男性教諭は11年8月から今年2月にかけて、自分の乗用車や自宅などで、18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、湯浅署が7月、県青少年健全育成条例違反(淫行)容疑で和歌山地検書類送検していた。少女の知人男性ら2人に脅され現金計250万円を渡しており、4月に学校へ相談し発覚した。
毎日新聞社

なお、同一青少年に対する数回の淫行は包括一罪ですから(名古屋高裁金沢支部h19)、何回淫行しても、罰金の上限は100万円になります。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/010100/reiki/reiki_honbun/k501RG00000452.html