児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

わが子の裸 ネット販売容疑 「生活苦」母6人逮捕

 あたかも自分も被害者みたいなコメントですが、性的虐待の犯人です。
 児童からすれば、わいせつ被害を受けているわけですが、強制わいせつ罪が傾向犯なので、母親には成立しにくいのです。
 注文生産だと2項製造罪(特定少数)とか1項提供罪(特定少数)でしょうか。
頼んだおっさんと強制わいせつ罪の共同正犯で立件した方がいいと思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012072602000098.html
わが子の裸 ネット販売容疑 「生活苦」母6人逮捕
 六人に共通するのは動機。「夫の給料だけでは足りない」「離婚して生活に困っていた」などと生活苦を訴え、生活保護を受給する母親もいた。
◆後悔…画像拡散恐れ逮捕の母
 「ポーズの見本を、ほかの子どもの画像で見せられた」「自分の子どもの画像を転送されるのではないかと恐れ、嫌だったが提供を続けた」
 わが子の裸の画像を売った容疑で逮捕された母親の一人。今も残るネットでの画像拡散の恐怖と自責の念。「私みたいな人が減るなら」と、匿名を条件に取材に応じた。
 きっかけは、生活費捻出のため二〇〇五年ごろに始めたネットオークションでの使用済み下着の販売。取引相手の一人が相模原市の男性だった。
 やがて、子どもの存在に気付いた男性から、ポルノ画像の要求が来る。「カメラを持っていない」と返すと、カメラの購入費まで振り込まれた。
 母親は若くして結婚、出産。家計が苦しく、離婚も考えていたことから「もっとお金が必要」と、申し出に応じることにした。
 「子どもに気付かれないよう、お風呂上がりの時などに撮影した。犯罪になるとは思っていなかった」
 いったん提供を始めると、子どもの顔が写った画像や特定のポーズでの画像など、男性の要求は徐々にエスカレート。ほかの提供者とのトラブルもちらつかされ、子どもの画像が転送される恐怖におびえたという