児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

控訴趣意書差出最終日間際に受任した場合

 控訴趣意書の締め切りは、通常、指定した日の1ヶ月先ころに指定されます。
 刑事控訴審では、控訴趣意書を期限までに出せなければ、決定で控訴棄却になります。法廷は開かれません。
 趣意書を書いて出すのが弁護人の最大の仕事なんですが、明日が趣意書の締め切りという事件の依頼もあります。
 そういうときは、裁判所に頼んで、延ばしてもらうわけです。延ばしてくれないこともあるので、法定の控訴理由を網羅するような粗い控訴趣意書も起案しておきます。

平成○○年(う)第○○号
決定
被告人
上記の者に対する児童買春,児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反被告事件について,弁護人奥村徹から平成23年 月 日,控訴趣意書差出期限延長の申出があったので,当裁判所は次のとおり決定する。
本件について,弁護人奥村徹控訴趣意書差出最終日を平成24年 月 日まで延長する。
平成23年 月 日
○○高等裁判所

受任する際には、「延長してくれへんかっても知らんで。一応間に合わせて出すけどな。」と念を押します。