児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

刑事事件で控訴して破棄される確率は824/7258=11.3%

 控訴はほとんど棄却されます。
 控訴されれば破棄されて減軽されるというのは希望的観測というものです。

第63 表 控訴事件の終局総人員―第一審判決と控訴審結果との比較―全高等裁判所
http://www.courts.go.jp/sihotokei/nenpo/pdf/B21DKEI63.pdf

 ちなみに奥村の今年の成績は・・・
  某高裁 量刑不当(2項破棄)
  東京高裁 法令適用の誤り
  東京高裁 理由不備
  東京高裁 控訴棄却
  東京高裁 控訴棄却
  高松高裁 量刑不当(2項破棄)
  名古屋高裁 控訴棄却
です。破棄率は4/7。
 よく破棄される理由は
  控訴理由を精査して控訴理由がある事件だけ控訴するから(控訴審を受任しているから)
  控訴理由をよく考えているから
  事件に恵まれているから
  児童ポルノ・児童買春事件は一審がよく間違うから
  遠慮せずに被害弁償試みるから
ということでしょう。

 なんでも控訴しているわけではありません。ほんとです。