被害者参加人代理人弁護士は一律「無期懲役」という意見を述べるべきですよ。
でないと、裁判員に「そんなに重くしなくていい」と受け取られるから。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100524ddm041040105000c.html
検察が証拠として提出した写真には、無邪気な6歳の女児が写っていた。東京地裁で3月にあった強制わいせつ致傷事件の裁判。「こんな幼い子が……。ショックだった」。30代の女性裁判員は顔を曇らせた。
女児は公園のトイレで被害に遭った。事件後、「男の子になりたい」と訴え、スカートをはくのを嫌がった。法廷で父親は「これまで性犯罪の刑は軽すぎた」と意見陳述し、その傍らで母親が涙ぐんだ。
被告の男(62)に対する判決は懲役6年(求刑・懲役7年)。評議では過去の量刑データも示された。女性裁判員は「今までならもっと軽かった。判例を飛び越えた感じがした」と振り返る。しかし、女児の両親の心情を思うと複雑だ。被害者参加制度で出廷した両親の弁護士は懲役10年を求めていた。
性犯罪を裁判員裁判で審理するのは良いと感じる。「市民の思いに近づいて刑が重くなり、犯罪防止になるのでは」