児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「宥恕する」という示談書は要注意

 裁判では「宥恕文言」というので、示談書にもズバリ「被告人を宥恕する」なんて書いてしまいますが、後から被害者がそういう意味ではなかったと言い出すことがあります。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%AE%A5%E6%81%95&enc=UTF-8&stype=0&dtype=0&dname=0ss
大辞林
ゆうじょ[いう―] 1 【▼宥▼恕】
「ゆうじょ」を大辞泉でも検索する
(名)
スル
寛大な心で許すこと。見のがしてやること。

 「宥恕」を残すなら
「被告人を宥恕(寛大な心で許すこと。見のがしてやること。)する」
でもいいと思いますが、平易に
  許しますので軽くしてあげてください。
としておけば問題なし。
 被害者感情にはいろいろあって、示談書を裁判に出すのをいやがる人もいるので、いろんな表現になります。