児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

手錠外れず、法廷開けず…裁判官謝って延期

 fail safeの思想というか、壊れたときには開かないようになってるんでしょうね。
 このままやると訴訟手続の法令違反になります。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090728-OYT1T00102.htm?from=main4
 土木作業員は「気にしませんから、やりましょう」と話したが、開廷の予定時間から25分が過ぎても解錠できず、野路正典裁判官が開廷できないと判断したうえで、トラブルについて「裁判所がいうのも変ですが、申し訳ありません」と謝った。
 県警警務課によると、解錠できなかった原因は不明で、同署に戻った後、工具で切断した。太田哲示管理官は「申し訳ない。手錠の点検を徹底する」と話した。

第287条〔公判廷における不拘束〕
1 公判廷においては、被告人の身体を拘束してはならない。但し、被告人が暴力を振い又は逃亡を企てた場合は、この限りでない。
2 被告人の身体を拘束しない場合にも、これに看守者を附することができる。

条解刑事訴訟法第3版増補版
1 )本条の趣旨 公判廷における被告人の自由な防御活動を保障しかつ手続の公正を確保しようとする規定である