児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「体売って金つくれ」…中3娘に売春強要の義父に懲役7年

 父親の方は、売春させた児童淫行罪と自分との児童淫行罪とで包括一罪になってますかね?地裁事件との通算で、量刑し直してもらう必要はあるでしょう。
 報道によれば、母親は並行審理されていた覚せい剤の事件でで執行猶予判決を受けたのに控訴せず確定させ、さらに、児童淫行罪の懲役3年6月の判決を受けたのに控訴しなかったことになります。覚せい剤の執行猶予判決で水増しされた刑期も服役することになってますが、ちゃんと弁護人に相談して決めたんでしょうか?

「体売って金つくれ」…中3娘に売春強要の義父に懲役7年
2009.2.5 10:54
 判決などによると、義父は娘の母親である妻(37)=同罪で懲役3年6月、罰金10万円の実刑判決確定=と共謀し、「体売ってでも金をつくってこい」などと娘に言って、繰り返し売春を強要。平成19年5月から20年3月ごろまで売春をさせた。また19年4月から20年3月ごろの間、自宅でみだらな行為を繰り返した。

娘に売春強要の義父、懲役8年など求刑 /和歌山県
2009.01.16 朝日新聞
 弁護側は最終弁論で「反省している」などと主張。すでに覚せい剤取締法違反(使用)の罪で懲役1年4カ月の実刑判決が確定していることも示し寛大な判決を求めた。

裁判官、異例の長時間説諭 中3に売春、母親に実刑判決 和歌山家裁 /和歌山県
2008.12.26 朝日新聞
母親は覚せい剤取締法違反(使用)の罪で懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決がすでに確定している。今回の判決が確定すれば執行猶予が取り消され、あわせた期間服役することになる。