身近にいて、強弱はともかくある程度の影響力というか支配性があるからでしょうね。
今日も東京地裁で、そういう教員の事件でした。
そういう相談も多くて、逮捕されない方法とか、懲戒免職にならない方法とか、実刑にならない方法をしばしば考えさせられています。弁護士がアドバイスをしても、従ってくれずに、後日逮捕→懲戒免職→実刑となるのが残念です。昔から先生−教え子の恋愛や結婚といううわさ話は多く、現時点で社会からどう評価されるのかという認識が甘い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000101-jij-soci
わいせつ行為で2007年度に処分を受けた公立小中高校などの教員は、前年度比26人減の延べ164人だったことが、文部科学省の集計で25日分かった。過去最悪だった03年度を32人下回ったが、なお高い水準で推移。被害者が自校の児童生徒、卒業生だった割合は44.5%に上った。
教委に言わせれば、抽象的に「超えてはいけない一線がある」という絶対的規範があるというのですが、70人くらいが超えているというのは、絶対性も薄れてきていると思います。
路上で暴行脅迫を手段とするようなのは別として、児童とのフレンドリーな関係を利用することが可能で、機会も豊富なので、事件に進む危険がある。
我々だと、児童と話が合わないですよね。話す機会がないから。高校で講演しても居眠りされる。街で声を掛けても警戒される。たぶん。
しかし、教員は、児童からは信頼されていて(警戒されていない)、話が合うし、取り扱いに慣れているわけです。しかも、小学生、中学生まで。
今まで教員は信用できるという性善説が主流だったと思うのですが、数も増えているし、機会犯だとして、刑事政策的対策が必要だと思いますね。