児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童買春事件の動機

 性欲に決まってるわけで、動機を追及しても何も出てこないのに、検察官は掘り下げるし、量刑理由に「動機になんら斟酌すべき点はない」って書かれるんですよ。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080601/crm0806011723010-n1.htm
法学部の学生たちから、実際にあちらこちらの法廷を傍聴した感想を聞いた。「あそこまで赤裸々に被告人のプライバシーが開示されるとは夢にも思っていなかった。とりわけ、新婚の妻がいるのに児童買春に走った公務員のケースで、犯行にいたる背景・経緯や動機に関する部分の供述調書(被告人のもの)が全文朗読されるのを聴き、ここまで人をさらし者にするのが正義にかなうのか?」と質問されて、私の方がショックを受けた。