児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童ポルノ所持、立件断念 被告の“余罪”処罰規定なく

 3項製造罪(姿態とらせて製造)2件で起訴したんでしょ。
 余罪も3項製造罪での立件が検討されたんじゃないですか?大阪府警では写真と被害者の供述で立件してますけど。
 最近、議員立法による規制に疑問を感じています。最高裁にも「非常識」と言われてるし。

児童ポルノ所持、立件断念 被告の“余罪”処罰規定なく/京都府
2007.12.19 読売新聞社
 ◆裸の写真、メール記録など消され
 女子中学生を脅し、裸の写真を携帯電話にメール送信させたなどとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑などで京都府警に逮捕された被告(30)(起訴)が、同じ手口で別の約10人の少女の写真を入手、携帯電話に保存していたことがわかった。しかし、送信記録などがすでに消去され、児童ポルノの単純所持を処罰する法令もないことから、府警は余罪の立件を断念した。欧米諸国並みに児童ポルノの所持自体を規制すべきだとの声が強まる中、今回のケースは論議を呼びそうだ。
 被告は今年4〜8月、インターネットの掲示板に携帯のアドレスを公開していた女子中高生2人に「やくざに狙われているぞ。助けてほしかったら裸の写真を送れ」とメールで脅し、うち中学生1人に送らせた写真8枚を携帯電話に保存したとして逮捕された。