児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

強制わいせつ+3項製造罪(姿態とらせて製造)で実刑(長野地裁H19.10.30)

 罪数どうなってるんだ?

元小学校講師の強制わいせつ:懲役1年4月判決−−地裁 /長野
2007.10.31 毎日新聞社 
 自宅に遊びに来ていた女児の裸の写真などを撮ったとして強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われていた被告(43)に対する判決公判が30日、長野地裁であった。土屋靖之裁判官は「犯行は自己の性的欲求を満足させるもので、極めて陰湿かつ卑劣」などとして、被告に懲役1年4月(求刑・懲役2年6月)の実刑判決を言い渡した。
 判決などによると、被告は7月21日午後11時ごろ、自宅の寝室で長野市内の市立小学3年の女児の体を触るなどした。土屋裁判官は「被害女児は強い精神的衝撃と苦痛を受け、将来にわたって残ることが懸念される」とした。

1罪にしては重い方だと思いますが、スピード審理というか、情状立証してないという感じですね。
  7/中旬 犯行
  8/21 逮捕
  9/中旬 起訴
  10/30 実刑判決

 13歳未満への強制わいせつ1罪の量刑

懲役3年執行猶予5年 保護観察
懲役2年執行猶予5年
懲役1年執行猶予3年
懲役1年06月(実刑
懲役1年06月執行猶予4年
懲役2年(実刑

追記
 被害弁償してるようです。

元私立小講師に1年4カ月判決 女児に強制わいせつ /長野県
2007.10.31 朝日新聞社
 土屋裁判官は、被告が女児側に110万円の損害賠償を支払い、反省の態度を見せているものの、女児や保護者の精神的苦痛を考えると実刑はやむを得ないとした。