児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

チェックリストでわいせつ事件防止

 「教委用」として
・「懲戒免職」はもはや威嚇効果が弱いことを知っているか
・懲戒事例の原因を調査しないと対策を講じることはできない
・福祉犯では被害児童の救済が最優先だ
・教員-教え子の児童淫行罪は実刑である。
というのも作った方がいいですね。

わいせつ事件防止、市町村教委に通達 チェックリスト添付 道教委=北海道
2007.10.11 読売新聞社
 札幌市立小学校の教頭逮捕を受け、道教委は10日、教職員のわいせつ事件防止をすべての道立学校と、所管する市町村教委に通達した。道教委では「事態を重く受け止め、わいせつ事案の根絶を目指す」としており、昨年度の処分事例や刑法、児童買春・児童ポルノ禁止法など関係法令、わいせつ事件防止の「チェックリスト」も添付した。
 通達では、9月19日に道立高教諭が公然わいせつ容疑で逮捕された事件にも言及し、「教職員としての適格性を論ずるまでもなく極めて遺憾」とし、所属職員への指導徹底や、校長・教頭が率先して職員との対話を深める−−などを各学校に求めている。
 チェックリストは、職員指導の留意点9項目を示した「校長・教頭用」と、6項目の自己診断項目を記した「教職員用」に分かれている。活用方法は各学校に任されている。
 道央地方の30歳代の小学校男性教諭は「(わいせつ事件は)一般教員の努力を一瞬で吹き飛ばす」と話している。チェック項目については「子供を預かる職にある以上、他の職と比べて強くとがめられるのは仕方がない」と話した。

道教委のわいせつ事件防止チェックリスト(抜粋)
校長・教頭の教員指導
・密室で児童生徒を指導している教員はいないか
・児童生徒と教員が交際しているとのうわさはないか
・家族関係など生活環境に、教職員にストレスを与えるような大きな変化があったか知る努力をしているか
・わいせつ不祥事の新聞記事などを切り抜いて、教職員に知らせているか
教職員の自己診断用
・通勤電車内で意図的に女性客に近づいたり、酔って電車に乗った時に、意図的に女性客の隣に座ったりすることはないか
児童ポルノを扱った雑誌やインターネットに興味を持ち始めていないか
・児童生徒に対するわいせつ行為は、同意の有無を問わず、懲戒免職となることを知っているか