児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

[ハイテク犯罪・サイバー犯罪] サイバー犯罪の検挙4割増=過去最多、不正アクセス2.5倍−警察庁

 ネットの普及というのは、詐欺師や性犯罪者からみれば、活動範囲(網を張る範囲)が、無警戒な被害者宅のPCとか被害者の携帯電話に拡がっているということなんです。
 警戒するという防犯もあれば、そういうのを持ち込まない・持たせないという防犯もあると思うんですが、PCや携帯のメーカーの発言力が大きいので、持つことを前提にして、フィルタリングをオプションにするという程度にとどまっています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000060-jij-soci
検挙件数のうち、ネットオークションなどに絡む詐欺が13.4%増の1597件で最も多く、同法違反は2.5倍の703件だった。
 児童買春は44.7%増の463件、児童ポルノは84.6%増の251件。これに青少年保護育成条例違反などを加えた子供を性の対象にした犯罪全体は、1.5倍の978件だった。
 不正アクセス禁止法違反での検挙人員は12.1%増の130人。20代が最多の44人で、10代が40人、30代が28人の順。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000064-mai-soci
全国の警察が昨年検挙したサイバー犯罪は前年比40%増の4425件で、記録を取り始めた00年以降で最も多くなったことが警察庁のまとめで分かった。インターネットを利用した詐欺が前年比で13.4%増えたほか、子どもが被害を受ける児童買春・児童ポルノ事件も急増している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000006-yom-soci
昨年の摘発のうち703件は不正アクセス禁止法違反。前年の2・5倍と大幅増加しているのが目立つ。

 手口としては、偽のホームページ(HP)に誘い込んでパスワードなどを盗み取る手口の「フィッシング」や、パソコンに侵入してパスワードなどを盗むソフト「スパイウエア」などを使ったものが、前年は計34件だったのに対し、417件に激増。「セキュリティーの更新が必要」と、銀行を装ってスパイウエアを送りつけてインターネットバンキングの暗証番号などを盗み、約300万円を不正送金させたとして千葉県警が摘発した事件や、貴金属販売会社への苦情を装ってスパイウエアに感染させ、盗んだ暗証番号などを悪用して取引銀行から預金約22万円を引き出したとして警視庁が逮捕した例もあった。