2006-08-21 大野幸夫「MGMv.GROKSTER判決の概要と課題」法とコンピューターNo.24'06.07. 文献 著作権法 ハイテク犯罪・サイバー犯罪 winnyに言及されています。 5.2日本でも、今後の技術進歩の推移とコンテンツ分野即業の展聞を慎重に見極めながら対応すべきだろう。この点で、本判決でも概念自体明確ではない間接侵害(責任)の立法論が、安易に台頭する現状には問題がある。新技術導入と権利者保護の課題は、現状の技術進歩が続く限り避け難い問題である。 法律家はもともと極めて強い立場の権利者側と発言機会さえない利用者・ユーザー側との均衡関係を十分認識して新技術を捏供するISPの行為も評価していかなければならない。