刑事事件の相談案件では、擬律の問題や事実関係が微妙な相談があります。端的な事例としては、買春したけどひょっとして児童?とか、旧法時代に児童ポルノをメールで送信したとか。
具体的事例について奥村弁護士の見解としては、犯罪不成立無罪という意見であっても、捜査官のレベルの解釈としては検挙・逮捕するという場合。
こんなとき、弁護士の見解を貫いてもらっても、一応警察には逮捕されて、高裁くらいで無罪になる可能性が出てくるということになります。
相談者としては、上級審で無罪になるより、逮捕・勾留がダメージですから、そんなときは、「奥村弁護士の見解」はさておいて、弁護人として選任してもらって、事実の解明に協力する代わりに、逮捕しないように交渉することになります。
学習材料としてとして意見書は付けておきますが。
「選任しないで自分でやってみる。逮捕されたらよろしく」といっていた方が数日後に逮捕された事例や弁護士の薦めで出頭したら既に逮捕状が出ていてその場で逮捕された事例はありますが、選任されてアドバイスした事案では、全て在宅で手続が進んでいて、結構、顧客満足を得られたと思います。
そういう意味では、警察とは喧嘩しませんね。