児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2011-02-28から1日間の記事一覧

被害弁償か贖罪寄付か?

弁償とか示談ができればいいですが、できない場合でも、慰謝の措置としてどれだけ努力したかも情状として考慮されますので、ギリギリまで、慰謝の努力ですね。 贖罪寄付はその後。 原審弁護人(国選)が被害者が考えているうちに安易に贖罪寄付しちゃって、…

「同法34条1項6号の「児童に淫行をさせる行為」には行為者を相手方として淫行をさせる場合をも含むものと解すべきものの,その場合は,淫行をする行為に包摂される程度を超えて,児童に対し事実上の影響力を及ぼして淫行をするよう働き掛けるなどし,その結果児童をして淫行をするに至らせることが必要というべきである。ところが,原判決は,上記のとおり,被告人がB(以下「被害児童」ともいう )をして被告人 。を相手方として性交させた旨判示するのみで,雇用関係や身分関係等により児童を事実上支配していることを示したり,児童に対し

この破棄理由を見かけるのは2回目です。 名古屋高裁H20.4.30 児童淫行罪は児童に淫行させる行為することが構成要件である 事実上の影響力を及ぼして淫行することに原因を与え 助長する行為をして 淫行させるに至ることが必要である 本件の公訴事実は 「物品…

児童が「年齢詐称」していた場合

年齢の知情性については、サイトやメールでの自称の他に、着衣・所持品・話題・体つきも考慮されて認定されますので、「児童が年齢詐称した」=「18歳未満とは知らなかった」ということにはなりません。 「年齢詐称した児童を処罰する法律はないのか?」とい…

医師ら41人の行政処分を公表−厚労省

医業関連のわいせつ行為はだいたい取消。 免許を返上すると、取り消されないし(再免許は難しい)、刑事裁判の情状に使える(ちょっとは軽くなる)のだが、長期実刑で、取り消されることが決まっているのに、刑事訴訟継続中も確定後も返上もしてない人もいる…