児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2011-02-09から1日間の記事一覧

裁判員制度1年半、被告の3割が不服で控訴

裁判員事件の量刑理由が、ちょっと言葉足らずの例がありました。 控訴審も含めた量刑に変化があるんでしょうかね。 2項破棄は躊躇してないようです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110208-00000865-yom-soci 裁判員制度1年半、被告の3割が不服で…

わいせつメール送信に罰則=今国会に刑法改正案―法務省方針

女性の全裸とか、おっちゃんの陰部の写真をメールで送る行為は現行刑法には規定されていません。「頒布」というのは占有移転を伴いますから。 刑法第175条(わいせつ物頒布等) わいせつな文書、図画その他の物を頒布し、販売し、又は公然と陳列した者は、二…

裁判員判決を破棄減軽した事案(大阪高裁H23.2.9)

集団強姦致傷罪 2項破棄(量刑不当)

原判決後,原裁判所における損害賠償命令手続で被害者と被告人との問に成立した和解は,その内容から被害弁償の追加とは評価できないとした上,原審において主張されなかった情状に関する弁護人の主張を排斥し,原判決の量刑が重すぎて不当であるとは認められないとして,原判決が維持された事例(広島高裁松江支部H22.3.19)

「裁判長は「和解の成立をもって卑劣で悪質な犯行の被害の弁償が追加されたとはいえない」と指摘し、被告側の主張を退けた。」というところだけをとらえて、原判決後に弁償しても減軽されないといった学者のコメントがあったと記憶していますが、合意だけで…