児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2009-11-25から1日間の記事一覧

子どものネット利用トラブルの中では、性的犯罪被害を深刻と感じる保護者が最多 〜フィルタリングによる個別サイト利用リスク評価や、運営事業者の自主的努力に期待〜

奥村は最近、ゲームサイトの青少年条例違反とか3項製造罪ばっかりやってるんですが。 非出会い系サイトの福祉犯罪が増えていて、そっちはフィルタリングかかってないので、フィルタリングに期待しても無意味ですよね。 保護者の警戒対象がずれています。 ブ…

事業者が有する管理権限に基づき児童ポルノに係る情報の送信を防止する措置を講ずる義務

自公案ですが、これを作為義務として、管理権限を行使すればサーバーに蔵置されている画像を全部見て、削除できるとすれば、サーバーの管理者は公然陳列罪の不作為犯ですね。大変です。 提出回次:第173回 議案種類:衆法 5号 議案名:児童買春、児童ポルノに係…

立石英生「自宅のパソコンのファイルサーバー等に蔵置させたわいせつ図画である児童ポルノの画像ファイルをインターネットを通じて有償販売して提供するとともに同目的の下,前記ファイルサーバー等を所持した事案につき,刑法175条後段のわいせつ物販売目的所持罪の成立を否定した事案(札幌高判平21.6.16 刊行物未登載)」研修737号P418

大阪高裁H21はダウンロードさせる方法は公然陳列罪であって、提供罪ではないと判示しています。判例が乱れてるようです。 弁護人の主張につき,控訴審は, 「本件犯行態様をみると,購入者によりその代金が振込入金されたことを確認した被告人が,犯罪事実(1…