児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2008-05-25から1日間の記事一覧

<偽計業務妨害>「音声案内に興奮」 電話500回の男逮捕

「顧客への案内業務」を妨害したということでしょうから、「通話料幾ら」というのは必須ではありません。実害からはちょっと遠い。 でも、妨害を客観的に評価する数字はよく出てきて、妨害の回復費用とか妨害による売り上げ減少グラフとかが立証されます。 h…

弁論で「○○の事実については証拠がない」って指摘すると証拠が追加されてやぶ蛇になる危険

言わないで判決もらって、控訴審で指摘すべき場合があります。 判例になったある事件で、ある構成要件事実について自白しか証拠がないので(補強法則)、指摘してやろうと弁論を用意していたら、被告人が出頭困難で公判が空転して、その間に検察官が交代して…

少年法改正案 「成立は微妙」「成立は困難」

微妙に関与しているので、注目しています。http://www.moj.go.jp/HOUAN/SYOUNEN/refer02.pdfによれば 第三十七条から第三十九条まで 削除 とされていて、少年法37条も廃止されるんですが、改正のポイントには触れられていません。 http://www.moj.go.jp/KEIJ…

ビデオ村vsネット

売ってる人は、売れるから売ってるだけで、必ずしもそういう趣味の人ではありません。 有体物の需要もまだ当分あるみたいですね。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080525-00000910-san-soci ■「最大の脅威」は警察ではなく「ネット」 男性たちの欲望に…

上申書強制わいせつ事件

こういうのが性犯罪と児童ポルノ罪の接点で、児童ポルノ罪と性犯罪、児童ポルノ犯人と性犯罪者の関連性を示す事案ですが、強制わいせつ罪だけで必要な量刑が実現されるので、児童ポルノ製造罪がたてにくいんですよ。 下手に3項製造罪(姿態とらせて製造)を…