児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2006-06-20から1日間の記事一覧

貸与の事例

児童ポルノ法の「業として貸与罪」というのはもともと珍しいのですが、改正で「提供」(1項、4項)に変わり、罪名としては出てきません。 わいせつ図画の貸与については、実は、これといった判例はありません。販売は所有権移転だから、頒布にしとこうとい…

「重点計画−2006(案)」の有害情報対策

有害情報込みでプロバイダは大儲けしているわけで、一定の責任は負うべきですね。 といっても、掲示板の管理者が正犯になったり幇助になったりするというのでは、プロバイダも困るので、プロバイダの刑事責任について法定してほしいですね。 http://www.kant…

松宮孝明「児童淫行罪と児童ポルノ製造罪の罪数関係」法学セミナー '06.07.

そもそも観念的競合になってかすがいになるかどうかが最重要問題なんですがね。 だって性交・性交類似行為と撮影行為は素人目にも違うでしょ。 東京高裁H17.12.26 本件被告人は、同一の被害児童に対して別件の児童淫行罪(児童福祉法60条、34条1項6号。以下…

わいせつ容疑などの教諭、保護者ら嘆願書

教育委員会には捜査中の事件につき特別の調査権限がない(せいぜい被疑者に面会して事実確認するか起訴状写すかという程度)のに、事実関係を確認していない支援者からこう言われても困りますね。 http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000…

刑法改正の余波

窃盗罪などに罰金刑を設ける改正の余波として、大阪高裁の窃盗事件(原判決後に改正刑法が施行された事件)で職権破棄が相次いでいるということです。公務執行妨害罪でも同様でしょう。 せこい話ですが、受刑者には重大問題で、未決勾留の法定通算がもらえる…

不起訴処分通知を書面でもらえないとき

法律上は電話とか口頭とかでもいいことになっています。 職場等への報告の関係で書面にしてほしいのですが、紙でもらえない時があります。 検察官の御厚意で不起訴にしてもらっているので、しつこく「紙くれ」とも言えない。 そういうときは、電話で不起訴処…

未成年者喫煙禁止法違反

条文をあっちこっちみるという練習。こうやって、条文を拾っていく。 http://www.sankei.co.jp/news/060619/sha047.htm http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/6165/ 未成年者喫煙禁止法違反(親権者の喫煙不制止)の疑いで同県三浦市の母親(34)…